ホストOSからsshなどでゲストOSに接続して操作したいことがあるが、ホストOSからゲストOSに接続するためにはNAT接続では接続できない。
そこで、タイトルに有るホストオンリーアダプターを使ってホストOSから、ゲストOSへの接続を行えるようにしてみる。
ホスト(VirtulaBox)側設定
VirtualBoxのメニュー「ファイル」→「ホストネットワークマネージャー」を選択し、ダイアログを開く。
デフォルト状態でVirtualBox Host-Only Ethernet Adapaterがあると思う。
アダプタを選択し、プロパティをクリックすると下にプロパティが表示される。
アダプタのIPアドレスと、ネットマスクを確認。
デスト側のIP設定でDHCPを使う場合には、DHCPサーバタブのサーバアドレスも確認しておく。
ゲスト(VirtualBxo)側設定
ホストオンリーアダプタを使用したいVMの設定を開き、左側の一覧からネットワークを選択する。
すでにゲスト側VMでNAT等別のアダプタを使用している場合は、タブから使用していないアダプター2などを選択する。完全にスタンドアローンなゲスト環境であればアダプター1で問題ない。
「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、割り当てでホストオンリーアダプターをを選択。
これで、ゲストOSに対し、ホストOS側から通信を行うためのアダプタが設定されたことになる。
ゲスト(OS)側設定
ゲスト側のOSでは、固定IPを使う場合は先程のホストオンリーアダプターの背提時に確認したIPアドレスと、ネットマスクから適応するIPを設定すればいい。
DHCPを使う場合には、DHCPサーバのアドレスを先程確認したDHCPサーバのアドレスに設定すればいいと思う。(この設定は使用したことが無いので、未確認だが通常のDHCP設定のサーバアドレス部分に、ホストオンリーアダプターのIPアドレスを設定すれば通ると思う。)
設定例
固定IPの例:
ホストオンリアダプターの設定
IP:192.168.56.1
ネットマスク:255.255.255.0
ゲストOS内のIP設定
IP:192.168.56.2
このように設定し、ホストOSからゲストOSへ接続する場合は192.168.56.2に接続すればいい。
192.168.56.1はあくまでもアダプタのIPなので、ゲストOSのIPとして192.168.56.1を割り当ててしまうと、正常に動作しない。